メリーナ
「最上の支配者級……」
メリーナ
「森羅万象
生けとし生ける者
その命ですらも……」
メリーナ
「あなたが創り出した……」
『モノ』
メリーナ
「あなたが
世界の創造主にして
真の造物主」
『神』!!!
アスミン
「うあー」
【神】
「ご名答」
【神】
「私こそが
汝らの住まうアルボレアを含む
すべての世界、
すべての
生けとし生けるモノを……」
【神】
「創造せし存在」
メリーナ
「そして、
すべてが【神】の仕組んだ」
メリーナ
「『出来レース』」
メリーナ
「我々命ある存在は
自由意志に任せて
自らの自由な
価値観と
選択と
判断で
生きているように見えるけど…」
メリーナ
「とんでもないわ」
メリーナ
「すべての人格、
すべての思考、
すべての選択、
そしてすべての法則…」
メリーナ
「それらすべてが
緻密に計算し尽くされた
『出来レース』なのよ」
メリーナ
「これらすべてが
『第三者』の意図した通りに
組み込まれたものであり、
『第三者』の意図した通りに
展開されるならば、
それは…」
メリーナ
「……『運命』。
『運命』そのものに等しいわ」
【神】
「………何が言いたい?」
メリーナ
「…………」
メリーナ
「ふざけないで!!!!!!!」
メリーナ
「人間を愛してやまないがゆえに
憤怒と
憎悪と
悲哀と
悔恨の渦に堕ちた」
メリーナ
「竜神 を……」
メリーナ
「何万年もの苦痛の中
貴方の期待に
応える為だけに生きてきた
神槍の継承者 を……」
メリーナ
「貴方を
心の底から信じ崇め、
慕っている人たち を…」
メリーナ
「世界の真の意味に
気づいたがゆえに、
自身らは所詮、
『選ばれし者』の為に…」
メリーナ
「『生かされている』に
過ぎない存在である、と
気づきながらも尚、
『守るべき存在』の為に
あなたを…」
メリーナ
「……【神】をッ!!」
メリーナ
「それでも『絶対の存在』として
崇めていくしかない
自身の決定された『無能』さ…」
メリーナ
「同胞が
『絶対の意志』の前に散る姿を…
なす術もなく見届けるしかない
自身の『不甲斐なさ』……」
メリーナ
「そんな事をさせて
あなた一体何様!?」
メリーナ
「私を……」
メリーナ
「アスミンを………」
メリーナ
「人類を…………!!」
メリーナ
「なんだと思ってるのよ!!」
メリーナ
「私たちは
あなたの……」
メリーナ
「【神】のオモチャ
なんかじゃないわ!」
【神】
「…それがどうかしましたか?
すべては
私が造った『モノ』なのです。」
アスミン
「あうー!
アスミンたちは
モノじゃないのですー!」
………………
【神】
「…選ばれし者までもが
その愚態、とはな……」
【神】
「……
【神】にケンカを売るとは…
どこまでも楽しい
『ヒトたち』だ!」
アスミン
「なのです!」
……………
どうしてもやるつもりですね。
これも『生き物のサガ』か……
よろしい。
死ぬ前に【神】の力
とくと目に焼き付けておけ!!
メリーナ
「アスミン!
最終決戦よ!!」
メリーナ
「この決戦に勝って
世界」
アスミン
「なのです!!」
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第四代領主戦なのです~