警備兵・リキア
「まあ……
好きになる相手は
選べないからな…」
アスミン
「あうー」
警備兵・リキア
「…そっか。
リキルの
好きになった相手って
どんなやつ?
気になるなー!」
とってもこわくて
へんでたのしくて
けいかくどおりなのです!
警備兵・リキア
「何この不安感」
アスミン
「あうー」
警備兵・リキア
「ま、いっか。
その話は会って
直接聞けばいいし。」
アスミン
「なのです~」
警備兵・リキア
「実はリキル、
3ヶ月くらい前から
連絡とれなくなっててね。
フレンドリストからの
検索にも引っかからないし
リキルの身に何か
あったんじゃないか?って
心配になってたんだよ。」
警備兵・リキア
「……もし、
リキルに何かあっても
フレンドリストには
反応があるはずなんだ。
それが、
ないってのは…
登録が抹消された…
としか思えない。」
警備兵・リキア
「まあ、
そういう抹消事故は
稀に良くあることで、
その度に
登録申請すれば済む話なんだが
問題は、
登録申請されないまま
3ヶ月ぐらい経ってる
って事なんだよ。
これは一体
どういう事なんだか…」
警備兵・リキア
「あたしは
ここの仕事で手が離せないから
家族や友人が
手がかり探してるんだけどな…
でも、
ヴェリカに行くと言ったっきり
消息不明。」
警備兵・リキア
「ヴェリカといえば
アルボレアの中心都市だ。
そこからなら
ペガサスでアルボレア中の
どこにも飛んで行けるから…」
警備兵・リキア
「もうお手上げってカンジ。」
アスミン
「あうー」
警備兵・リキア
「…一度死んだ命だから…なんて
誰にも言わせやしないよ。」
警備兵・リキア
「リキルは、
何度だって生きる権利がある。
あたしがどれだけ恵まれてたか
リキルのおかげで気づけたんだ。
リキルが居たから、
今のあたしがある。」
警備兵・リキア
「……リキルに
何かするヤツが居たら
あたしは
絶対に許さないよ!!」
アスミン
「うあー」
アスミン
「アスミン、
フレンドシステムで
しらべてみるのです~」
警備兵・リキア
「ああ…
登録しなおしてるかも
しれないしな。
ありがとう。」
アスミン
「アスミンいってくるのです~」
アスミン
「うあー」
フレンドリストガイド・エレン
「こんにちは。
さっきぶりね!」
アスミン
「なのです~」
アスミン
「しらべたいひとがいるのです!
リキルってひとなのです~」
フレンドリストガイド・エレン
「リキルさんね。
オッケ~
それではポンポンポンと……。 」
フレンドリストガイド・エレン
「あらぁ…」
フレンドリストガイド・エレン
「うーん…
登録されてないわねぇ…
リキルってどんな人?」
アスミン
「かれしなのです!」
フレンドリストガイド・エレン
「あら。
あなたったら
おませさんねー」
アスミン
「うあー」
フレンドリストガイド・エレン
「…で、リキルって
兵士なの?」
アスミン
「なのです!」
フレンドリストガイド・エレン
「うーん………」
フレンドリストガイド・エレン
「あのね。
フレンドシステムに
登録出来る人って
軍関係者に限定されてるのよ。
つまり、
ドッグタグ……」
フレンドリストガイド・エレン
「軍事認識票と連動してるってわけ。
その中でもとりわけ
実際の戦力にかかる相手にしか
与えられる事はないわ。
つまり、
~~小隊、中隊、
大隊の隊長や兵士とか
指示を現場で与える
お偉いさんとかね。」
フレンドリストガイド・エレン
「だから、
軍事研究者にはないし
司令官にもない。
あくまでも
駒となる一介の兵士と
それを束ねる隊長くらいね。」
フレンドリストガイド・エレン
「だから、
もしかすると
参謀とか兵站とか
どこかの司令とか
そういう部隊に異動した……
なんて事も考えられるわね。」
フレンドリストガイド・エレン
「だから、
一般市民や商人を含む
どこの軍にも属していない者は
フレンドシステムでは
検索できないって事になるのよ」
アスミン
「うあー」
フレンドリストガイド・エレン
「うーん…
お力になれなくて
ごめんなさいね。
あと、
今説明した内容は
あんまり言わないでね?」
アスミン
「ありがとなのです~」
うあー
かくかくしかじかうあー
警備兵・リキア
「…なるほど。
軍ってなぜかそういうの
教えてくれないんだよなー
って事は、
後方支援かもしくは
参謀とかそういうのに
なったかもしれないって事かー!」
警備兵・リキア
「ハハハ!
心配してたんだ!
一度助かった命を
兵士なんて危ない仕事で
更に捨てるような事
する必要ないよなーって
思ってたわけさ!」
警備兵・リキア
「……そっか。」
警備兵・リキア
「あ、アスミン。」
警備兵・リキア
「どこかで会ったら
愛しのお姉さんが
すっごく心配してたって
伝えてくれないかな?」
アスミン
「わかりましたなのです~」
警備兵・リキア
「うん!」
なのです~
NEXT
⇒アスミンと次のお仕事なのです~
[Elincafe]投票
おねがいしますなのです~
ロスアカディアに立候補するのです!