チラッ
拾い食いのアレクシア
「」
ゾ ク ッ
移動管理人アデーラ
(まだ笑ってる……)
にっこにこなのです~
ヴェリカ補給管理官マイウス
「輸送まわりの大規模な調整にあたり、
今まで大した待遇を
受けていなかった者らへも
その恩恵を与える機会を
見せるのと同時に、
ヴェリカにとっても
輸送事情の全体の把握を
より正確に行う為の
足がかりにもなる。
それらがすべて、
輸送事情の混沌を
改善する方向へ集束していく。」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「A級の大陸間輸送、
B級の領間輸送、
C級の市街間輸送、
D級の市外内及び個人輸送。
これらが適切に区別され、
適切な等級へと
振り分けられるこの政策。」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「……今までナイスな名称が
さっくりと思い浮かんできたのだが、
今回はどうにもピンとこないのだ。
……何かないかの?」
移動管理人アデーラ
「えっ!?私?」
移動管理人アデーラ
「……うーん。」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「界王拳増資策のような
摩訶不思議冒険活劇的に
胸がパチパチするほど
騒ぐような名称ほどではないが
候補は沢山あるのだ!」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「例えば」
移動管理人アデーラ
「ちょっと待ったー!!」
冒険者F
「*おおっと*
ちょっと待ったコールだー!」
アスミン
「うあー」
拾い食いのアレクシア
「」
移動管理人アデーラ
「………えーっと…」
アスミン
「あうー」
移動管理人アデーラ
「…あ、
そうそう。
どうせまたドヤる気でしょ」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「むむっ」
移動管理人アデーラ
「もうっ……」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「ドヤるのはダメかのう…?」
移動管理人アデーラ
「…………」
移動管理人アデーラ
「ふふ」
移動管理人アデーラ
「ま、そうね。
きっと、
浮かんでこないって事は
決めるのは
今がその時じゃないのよ。」
移動管理人アデーラ
「…きっと、
そのうちしっくりくる政策名が
出てくるんじゃないかしら?」
移動管理人アデーラ
「その時こそ、
ドヤるべき時かもね。ふふっ」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「なるほど。
一理ある。待ってみようか。」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「それに、
運輸補給管理庁にて
流動的現状から、
よりよい策を模索中だ。
更に良い案が出るかもしれない。
性急に名称を急く事もあるまい。」
移動管理人アデーラ
「素敵な名称、決まるといいわね。」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「うむ」
移動管理人アデーラ
「ドヤ時もね?」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「ははは!そうだな!!」
アスミン
「なのです~」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「さて……」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「早速一人、
正式登録といくかの」
移動管理人アデーラ
「えーっ?
誰誰ー?(棒)」
アスミン
「なのです~?」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「嬢ちゃん。
これを機に、
ヴェリカに正式登録してみないかの?
登録時に必要なのは、
登録者の写真。
それと、
手形と耳形を記録させてもらう。
更に簡単な経歴を
書類に記入して頂きたい。
もちろん、登録時に報酬は支払う。
その際に、
適切な等級へと割り振られるだろう。」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「今、ヴェリカは混乱の中にある。
この混乱とは、
今までのヴェリカにおいての
あらゆる安定が
不安定になっているという事。」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「つまり、
裏を返せば
実績も何もない者でも、
今まで実績を積み重ねてきた者と
同等か、それ以上になれる。」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「今までであれば、
いきなり領間輸送や
市外間輸送に抜擢されるなど
ありえない事だからな!」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「金に困ってるのであれば、
やらない手はないぞい。
どうかの?」
移動管理人アデーラ
「やってみたら?」
アスミン
「うあー
アスミンやってみるあー」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「よし!決まりだな!」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「私は引き続き
誘いかけていかねばならんので
共についていく事は出来ないが、
自由の広場の
連合軍司令部前に向かえば
向こうから声をかけてくるだろう。
登録の件の話は通しておく。」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「その際には、
これを渡してくれ。
補給管理官からの推薦状だ。」
アスミンは
マイウスの推薦状を
てにいれた!!
アスミン
「わかりましたなのです~」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「よし、行って来るかの」
移動管理人アデーラ
「管理官ともなると多忙ね」
アスミン
「あんないにんさんも
ありがとなのです~」
案内人アレクシア
「」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「お」
移動管理人アデーラ
「え?」
案内人アレクシア
「あれ?」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「ははは。
元に戻ったようで何よりだ!」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「しかし、
変化にいち早く気づく
その審美眼と観察力!!
さすがはソーサラー!
頼もしい限りだ!」
アスミン
「うあー
アスミンてれるあー」
移動管理人アデーラ
「………………」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「よし、ではまた会おう!」
アスミン
「アスミンもいってくるあー」
移動管理人アデーラ
「…あ、行ってらっしゃい!」
うあー
うあー
うあー
ヴェリカ補給管理官マイウス
「お、そこの旅人さん!
ヴェリカは旅人を歓迎するぜ!
良い稼ぎ話があるんだが……」
案内人アレクシア
「あーなんか
ドッと疲れたわ…」
移動管理人アデーラ
(……『変化』に、
気づいた……の?)
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⇒アスミンとモテモテなのです~
ぽちっとしてくれたおかげで
1位にうあー
みなさんありがとなのです!