死語のデパート
「さーて、
アスミンたんの時間潰しだねー
ねえアスミンたん!
スポーツしてみたらどうかなー?
修練所なら体動かせるよー」
アスミン
「うあー
アスミン
すぽーつだいすきなのです~」
死語のデパート
「いってくるといいよー」
アスミン
「なのです~」
アスミン
「きたのです~」
アスミン
「うあー」
岩剣
「ここは初めてか?」
アスミン
「なのです~」
岩剣
「なんなりと申されよ。」
アスミン
「アスミンあそびたいのです~」
岩剣
「いや、
ここは遊ぶ場所では…
ここは戦士修練所。
戦士としての技術を磨く施設。」
アスミン
「うあー
すごいのです~」
岩剣
「それによく見ると
ソーサラーではないか
ここは戦士修練所。
ソーサラーであれば
魔法アカデミーにて
修練召されよ。」
アスミン
「あうー
あそべるってきいてきたのです~」
岩剣
「うーむ」
岩剣
「…ここは見ての通り
誰も利用者のいない状況だ。
ソーサラーのアスミンさんでも
利用できるよう、
特別に許可しよう。」
アスミン
「うあー
ありがとなのです~」
岩剣
「ただし、
本職の利用者が利用次第、
アスミンさんの利用を
停止させていただくが…
それでもよいかな?」
アスミン
「なのです~」
岩剣
「それならば
存分に利用されると良い」
アスミン
「ありがとなのです~」
ラス
「調子はどうだい?」
アスミン
「うあー
ここはなんなのです~?」
ラス
「俺は
ウォーリアーを担当している。
って、
おまえソーサラーじゃないか!
ソーサラーなどに
教えるものは何もないぞ?
ほら、帰った帰った!」
アスミン
「あうー」
ヘルカ
「イイ~目だ!
強くなるのだ!!」
アスミン
「あうー
アスミンあそびたいのです~」
ヘルカ
「オマエ馬鹿か?
ここが遊ぶ場所に見えるのか?
とっとと失せナ!」
アスミン
「あうー」
ニキ
「戦う者とは、
終わりなき研究者よ。」
アスミン
「うあー
かっこいいのです~」
ニキ
「そう?ありがとう。」
アスミン
「ここであそべるのです~?」
ニキ
「『あそぶ』?
もう一度聞くわ。
今『遊ぶ』と言いました?」
アスミン
「なのです~」
ニキ
「ふざけないでください。
あなたのような
お気楽な後衛がいるから
私たちアーチャーの
立場が悪くなるのです。
終いには
空気だとか言われる始末よ?」
アスミン
「あうー
それはひどいのです~」
ニキ
「『ひどい』?
今『酷い』と言いました?」
アスミン
「なのです~」
ニキ
「あなたに何がわかる!?
気持ちが大切よ!
あなたからはその気持ちを
感じる事はできないわ!」
ニキ
「ここは戦士修練所。
お気楽な後衛の
来るような場所ではない!
私の前から
早く姿を消すことね!」
アスミン
「あうー」
ラインハート
「武器の使い方
教えてやろーか?」
アスミン
「なのです~」
ラインハート
「言うのとやるのじゃァ
エラい違いだぜ?
っつーかオマエ
ソーサラーじゃねーか!
無理無理。
貧弱な体で
勤まる職じゃねーよ!」
アスミン
「あうー」
アスミン
「ごめんなさいなのです~
アスミン、
ほかのところであそぶのです~」
ラインハート
「ああ、そうしてくれ。」
岩剣
「まったくこれだから野良は…」
ニキ
「私たちだけでうまくやってるのに
余計なの来ないで欲しいわねえ」
ラス
「まったくだ
核地雷にも程がある」
岩剣
「これからやる場所くらいは
調べておくのが常識だろ」
ラインハート
「なァ?」
ヘルカ
「ああ、まったくだぜ!」
ニキ
「ねえ?ほんと。
邪魔なのよ」
ひそひそ…
ぶつぶつ………
アスミン
「………」
アスミン
「……みんな
アスミンのこと
ばかにしてー!
わけわからないこと
ばっかりいうのですー!
アスミン
「いいかげんに
するのですー!
アスミンだって
つよいのです!
みてるのですー!」
アスミン
「拘束制御術式……」
アスミン
「第一号、開放!」
一同
「?」
アスミン
「山嵐!」
ベルカ
「ぐふおああっ!」
アスミン
「地獄車!」
ラス
「ぐおおぐおおぐお!」
アスミン
「真空飛び膝蹴り!」
岩剣
「ぴぎ!ぐぼはぁっ!」
ニキ
「ひ!」
ニキ
「ハッ!
い、いない……!
どこ!?」
スッ
アスミン
「うしろなのです!
飯綱落とし!!」
ニキ
「きゃあああああ!」
ドシャアアァァッ
ラインハート
「い、いや!
話せばわかる!」
アスミン
「今までのは…
アスミンの分なのです!」
アスミン
「そしてこれが…
今まで
地雷扱いされて
怖くてPT募集に
入れなくなって
PT怖くなって
誘えなくなって…
ギルドのみんなにも
地雷だからって
避けられて
フレンドに遮断されて
フレンド消されて…
そうやって
つまらなくなって
引退していった人の…」
アスミン
「そんな人の分なのですー!」
ラインハート
「ちょやめひい助けええ!!」
アスミン
「なのですー!!!!」
ラインハート
「うぎゃあああああああ」
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⇒アスミンとおれいをするのです~
[Elincafe]投票
ほんとにありがとなのです~
第二代ポポリア領主になれたのです~