研究員・ベレス
「闇の瘴気!
これは間違いない!
リアン団長が
私たちを生贄にしたんだ!」
研究員・ベレス
「う、うあああー!
うああああああーー!!」
!!
研究員・ベレス
「おまえたち騙されてるんだよ!!」
パンドラの箱ガイド・テオン
「………」
警備兵・マイアー
「…………ふむ」
うあー
うあー
エレメンタリスト・アリア
「あ、アスミン!
話は聞いたよ!
闇の瘴気の根源を絶つ為に
リアン団長と協力して
闇の古代神カラスチャに挑み
見事勝利したって!!」
アスミン
「なのです!」
エレメンタリスト・アリア
「大丈夫だった!?」
アスミン
「なのです~」
エレメンタリスト・アリア
「よかった…」
エレメンタリスト・アリア
「あれ?
リアン団長はどこに居るの?」
アスミン
「あうー」
エレメンタリスト・アリア
「そっか~……
またどこかで
探索してるんだろうね~
うちの団長は働き者だから!」
アスミン
「なのです~」
ハァ……
……ハァ………
研究員・ベレス
「リアン団長が
どこに居るかわからないんだぞ!
闇の瘴気がまたいつ」
エレメンタリスト・アリア
「あんたほんと
いい加減にしなよ!
私たち仲間でしょ!?」
エレメンタリスト・アリア
「リアン団長が
そんな事するわけない!
いつも居ないけど、
私たちを守る為に頑張ってる!」
研究員・ベレス
「おいおい…
リアン団長の噂聞いてないのか?
自分の研究の為なら
誰の命を
生贄にする事も
厭わない!
ラブラムだって言ってたぞ!」
エレメンタリスト・アリア
「そ、それは…」
研究員・ベレス
「ほらな。
君だって疑っ」
エレメンタリスト・アリア
「でも
私たちが
信じなかったら
誰がリアン団長を
信じるの!?
仲間が
信じなかったら
リアン団長のこと、
誰がっ!」
エレメンタリスト・アリア
「誰がっっ!!」
アスミン
「なのです!
リアンさんは
がんばってたのです!
いっしょに
がんばったのです~」
研究員・ベレス
「そ、そんなのウソに決まってる!」
アスミン
「あうー!」
という事は
下士官・フェドリック
「この私を
信用していない
という事になるが…
改めて問おう。」
下士官・フェドリック
「その言葉は
どういう意味かな?
研究員・ベレス君。」
研究員・ベレス
「そ、それは……」
下士官・フェドリック
「アスミンは
このフェドリックが
全面的に
信頼を置いている人物だ。
数多くの難問も
解決して頂いたのだ。」
下士官・フェドリック
「アスミンを侮辱する者は
このフェドリックが許さんよ。」
アスミン
「うあー」
警備兵・マイアー
「フェドリック様がそう仰るなら…」
パンドラの箱ガイド・テオン
「そうだな!!」
アスミン
「なのです!」
研究員・ベレス
「………クソッ!」
エレメンタリスト・アリア
「フェドリック様……
ありがとうございます!」
アスミン
「なのです!」
下士官・フェドリック
「うむ。
念の為見回りにきてよかったよ。」
下士官・フェドリック
「………アスミン。」
アスミン
「なのです~?」
下士官・フェドリック
「この度の活躍、
もはや言葉もない。
本当にありがとう。
闇の瘴気の問題は
リアンと光の末裔の……
強いて言えば
エルリオン・クベルより
危険性は耳にしていた。」
エレメンタリスト・アリア
「そうなんですか!?」
下士官・フェドリック
「うむ。
しかし軍の上層部は
対応に及び腰で
どうにも対策が進まず……」
下士官・フェドリック
「今回の
一連の騒動の責任は
このフェドリックにある。
本当にすまなかった……」
アスミン
「あうー!
フェドリックさん
がんばったのです!
みんなのために
がんばってくれたのです!
それにリアンさんのおかげで
だいじょうぶだったのです!
わるいのは
ぜんぶやっつけたのです~
だからだれもわるくないのです!」
下士官・フェドリック
「アスミン……」
エレメンタリスト・アリア
「そうですよ!
すべて解決したんですから。
それに軍が関係していては
迂闊には手が出せませんし…」
下士官・フェドリック
「そう言ってもらえるなら
これほど
気持ちの軽くなるものはない。
………本当にありがとう。」
下士官・フェドリック
「リアンの疑惑は
皆も知っての通りだ。
今回の闇の瘴気事件が
リアンの手によるものと
信じている者は決して少なくない。
これから
説得してまわらねばならないのだ。
それでは失礼するよ。」
アスミン
「がんばなのです!」
研究員・ベレス
「……まだ完璧に
信じたわけじゃないからな!」
ジロッ
警備兵・マイアー
「……………」
パンドラの箱ガイド・テオン
「……………」
研究員・ベレス
「な、なんだよ……」
エレメンタリスト・アリア
「…………ま、いいわ。」
エレメンタリスト・アリア
「だって
あなたも仲間だし、ね?」
研究員・ベレス
「………!!」
アスミン
「なのです!」
エレメンタリスト・アリア
「うふふ。
みんな
首を長くして待ってるんじゃない?
早く行ってあげてよ!」
アスミン
「なのです!
みんながまってるのです~」
アスミン
「アスミンいってくるのです!」
エレメンタリスト・アリア
「いってらっしゃい!
英雄アスミン!」
うあー
うあー
補助研究員・ラブラム
「おおアスミン!
レマンから話は聞いておるぞ!
リアン殿には申し訳ない事をした…
その罪滅ぼしをと思ったが
とうとう大したお力添えにもなれず…
英雄アスミン!
リアン殿のお力になるばかりか、
リアン殿の意志を継ぎ
大義を果たした事、
心より感謝致しますぞ!」
下士官・リヤ
「英雄アスミン!
助けてくれて本当にありがとう!」
アスミン
「なのです!」
うあー
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