…………
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キオネ
「本日付で
第3輸送部隊に
配属される事になりました
キオネ・ブルーストーンです!
全身全霊を込めて
任務にあたりますので、
皆さんどうか
よろしくお願いします!」
第3輸送部隊長
「よろしく。」
……………
キオネ
「それでは失礼します!」
?ヒューマン男
「お。新人さん?」
キオネ
「あ、はい!
よろしくお願いします!」
?ヒューマン男
「あー、いやいや
俺そんな先輩じゃないからw
昨日ここに
来たばっかりの新人。」
キオネ
「あ、そうだったんですか。
はじめまして。
第3輸送部隊の
操縦士として配属されました
キオネ・ブルーストーンです。」
リキル
「はじめまして。
俺はリキル・バタヒル。」
キオネ
「バタヒル?
アーマンの方でしょうか?」
…………
キオネ
「あ……
配慮に欠ける詮索でしたら
その……
……失礼しました。」
リキル
「……あははは!」
!?
リキル
「いやー、
やっぱり
そこ突っ込むんだなーって
そう思ってさ!
君が
その記念すべき777人目!」
キオネ
「………は、はぁ…」
リキル
「どっかで会ったら
またよろしく!
それでは失礼します。」
キオネ
「あ、失礼します…」
(………おかしな人。)
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キオネ
「はい、そうですね。
ありがとうございます。
それでは失礼します。」
ザッ
リキル
「アーマンを
お探しでしょうか?」
キオネ
「え?
あ……」
リキル
「お久しぶり。
覚えてる?」
キオネ
「777人目の人ですよね?」
リキル
「そうそう。
777人目は
君の方だけどね。」
キオネ
「あはは。
そうでした。」
リキル
「お仕事の調子はどう?」
キオネ
「少し失敗しちゃいました…
輸送先間違えたり…」
リキル
「それはだいぶ…」
キオネ
「………」
リキル
「……ね、
そういう話
色々聞きたいから……」
リキル
「一緒にお昼食べない?
おいしいビュッフェがあるんだ」
キオネ
「…………え?」
キオネ
「………はい…」
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キオネ
「そうなの!
そこのビュッフェが
とってもおいしいの!」
リキル
「よーし、
じゃあそこにしよう!」
いっぱいたべるぞー!
キオネ
「おいしかったー」
リキル
「最初に食べたのも
ビュッフェだったよなあ」
キオネ
「そうだったね。
何年前?
もうびっくりしちゃった。」
リキル
「喜んでもらえて……」
リキル
「………何より?」
キオネ
「なんで
そこ疑問系なのー?」
リキル
「なんだろね?はは」
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リキル
「……一週間後、
ヴァルキオン保護領に
配属される事になったんだ。」
キオネ
「ええっ!?
いきなり何なの!?」
リキル
「…ここは孤島だから、
外部との連絡は取れなくなる。
今までみたいに
ちょくちょく会う事も
できなくなるかもしれない。
会えるうちに会っておきたいから
都合のつく日を教えてくれ。」
キオネ
「うん……
何とか
休みお願いしてみるね」
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キオネ
「来たよー」
リキル
「キオネ!」
キオネ
「急な話でびっくりしたよ…?
いきなりで何がなんだか…」
リキル
「俺も同じ気持ちだって。
……とりあえず
何か食べながら話そう。」
キオネ
「うん、そだね。
どこ行くの?」
リキル
「………さー?」
キオネ
「ここって……」
リキル
「そ。
キオネと最初に
お食事したお・み・せ。」
キオネ
「そういえば
ずっと来てなかったよね…」
リキル
「こういうお店は
ここぞという時に
行くべきかなーと。」
キオネ
「リキルって変なとこで
しっかりしてるわよね。」
リキル
「……否定できない。」
リキル
「いやーおいしかった!」
キオネ
「うん!
あのマロングラッセなんか
とっても…」
リキル
「あれ?君は……
お久しぶり!」
少女
「あ!
リキルさん!」
リキル
「元気そうで何よりだよ!」
少女
「うふふ。ありがとう。
リキルさんも……
元気そうでよかった。」
少女
「……あのね!あのね!」
キオネ
「何よ!
リキルが
そんな人だと思わなかった!」
リキル
「おいなんだよ!
そんな風に言う事ないだろ!」
キオネ
「じゃあ
さっきの子は誰!?
随分
親密そうでしたけどー!?」
リキル
「お世話になった先輩の
妹だって!」
キオネ
「はぁ!?
随分
かわいい子だったじゃない?
ほんとーにそれだけ??
ねえ?
デート誘ってくればー?」
カチーン
リキル
「……うるせえ!
おまえなんかと
会えなくなって清々するな!」
キオネ
「会えなくなって清々する??
ふざけないでよ!
じゃああの子と
一緒に居ればいいじゃない!
デレデレしちゃって!」
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同期の兵士
「リキル。
そろそろ時間だぞ。」
リキル
「あっ…わかった。
ありがとう」
………
……………
リキル
「……キオネ。
俺、行って来るから。」
スッ
キオネ
「フン!」
キオネ
「ばっかじゃない!?
そんなのいいから
早く行ってきなさいよ!
あなたなんて知らない!」
リキル
「……ああ。
……また連絡するから。」
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…………
連絡船操縦士・キオネ
「……………うっ
リキル……」
連絡船操縦士・キオネ
「なんで意地張っちゃったんだろ…
リキルう…」
ギュッ
連絡船操縦士・キオネ
「仲直りの握手……
…なんでしなかったの?
わたし………」
ひぐっ………
連絡船操縦士・キオネ
「ねぇ!答えてよ!
リキルぅ!」
ううっ
ううううあああっ
NEXT
⇒アスミンと墜落なのです~
[Elincafe]投票
とってもありがとなのです~
みんなのココロがひとつにうあー!
ロスアカディアの領主になったのです!