わい わい わい
がや がや
わい がや
がや がや わい
冒険者O
「れんこんすこんぶの為に
アルレマンシアから来たんですが…」
黄金印章交換担当官アイシス
「ごめんなさい。
私どもとしても
れんこんすこんぶが一体
何なのか
よくわかっていないんです…」
冒険者O
「はい?
そんな事で
依頼を貼り付けたと?
オンラインで
どこの国からでも参照できる事は
周知の事実ですよね!?」
黄金印章交換担当官アイシス
「と言われましても……
まあ、返す言葉もありません…」
冒険者O
「大体、
あなたその態度は何!?
こっちはお客様なのよ!?」
黄金印章交換担当官アイシス
「あの………」
白銀印章交換担当官セブリル
「あのさー
依頼の中から
何を選んで何を達成して
報酬貰うかーってのは
ンなもん
自己責任だろ自己責任…
ごちゃごちゃ
言われる筋合いねーっての!!」
冒険者O
「んッマー!!
な、な、なに
その口の利き方!
お客様に向かってッ!!」
白銀印章交換担当官セブリル
「アンタみてーの
お客様じゃねーしー」
冒険者O
「ンなっ!!
あなたみたいな脳無しで
品性の欠片もないキャスタニックが
なんで集会所の役職に………
意味がわからないわ!!」
白銀印章交換担当官セブリル
「しらねーよ
バーーーーーーーカ」
冒険者O
「こ、この
ハイエルフの私に向かって
たかがキャスタニック風情が
バ、バカとは一体どういう了見!?」
白銀印章交換担当官セブリル
「そっかー」
冒険者O
「貴方の事は
アルレマンシアに伝えておくわ!」
白銀印章交換担当官セブリル
「すごーい」
冒険者O
「ムキィーーーーーッ」
白銀印章交換担当官セブリル
「へー」
白銀印章交換担当官セブリル
(アルレマンシアなんか
もういかねーし…)
ザッ
冒険者P
「…れんこんすこんぶって
どこにあるのー?」
青銅印章交換担当官ショリン
「申し訳ございません。
私らには
お答えするだけの知識を
持ち合わせておりませんので…」
冒険者P
「そっかあ……」
青銅印章交換担当官ショリン
「ところで、
れんこんすこんぶとは
一体なんなのですか?」
冒険者P
「んーと、
両想いになれるらしいよー」
青銅印章交換担当官ショリン
「両想い………」
冒険者P
「でもよくわかってないんだよねー
すっごい話題になってるけど…」
青銅印章交換担当官ショリン
「なるほど……
貴重なご意見、
誠にありがとうございました。
特別に謝礼を差し上げますね。」
冒険者P
「あっほんとー!?
ありがとー」
青銅印章交換担当官ショリン
「それでは、
こちらの書類に
必要事項を記入の上…」
白金印章交換担当官ミーシャ
「落ち着いてきたわ…
なんとかなりそうね。」
黄金印章交換担当官アイシス
「そうだね♪
一時はどうなるかと思ったけど…」
白金印章交換担当官ミーシャ
「特にサラミアの対応は
非常に勉強になるわ……
無駄なく事務的な中に
それとなく気持ちが込められて……
ああいう対応をしてみたいものね。」
黄金印章交換担当官アイシス
「そうだねっ♪」
カッ カッ
冒険者Q
「……お邪魔するよ。」
冒険者0
「あっ!あなた
アルレマンシアからの人ね!?
ちょっと聞いてくださるー!?
この薄汚い
キャスタニックの職員が
この私の事バカにしてくるのよ!」
白銀印章交換担当官セブリル
「そうなんだー」
冒険者Q
「………………」
冒険者O
「……というわけなのよー!!」
冒険者Q
「……やめないか!
君のようなハイエルフは
一族の面汚しでしかない…」
冒険者Q
「アルレマンシアより
今一度出直して参れ!!」
冒険者O
「ンなっ……!」
冒険者O
「ぐぬぬぬぬぬ!!
覚えてなさいよ!!」
ズサササササ
冒険者Oはにげだした……
冒険者Q
「……美しくないな。」
白銀印章交換担当官セブリル
「ハイエルフのおにーさん!
ほんっと助かったぜー!
ありがとなー大変だったんだ!」
冒険者Q
「礼には及ばないよ。
審判の代行者たる
ハイエルフに
ふさわしくない言動だと
そう思ったに過ぎないのだから。」
黄金印章交換担当官アイシス
「そんな謙遜されても
助かったのは本当だし、
本当にありがとう。」
冒険者Q
「感謝されて
悪い気分にはならないね。
こちらこそ。
しかし………」
冒険者Q
「ハイエルフは実に美しい…
ハイエルフはこの私のように
美しく聡明でなければね。
君たちもそう思うだろう?
いや、そう思うはずだ
そうに違いない!」
白銀印章交換担当官セブリル
「………………」
黄金印章交換担当官アイシス
「ねえミーシャ……
ハイエルフって
あんなのばっかなの?」
白金印章交換担当官ミーシャ
「アルレマンシアでの事は
あまり覚えてないの。
ごめんなさいね……」
黄金印章交換担当官アイシス
「あ、ううん☆
こっちこそごめんねっ♪」
冒険者Q
「よし、皆も
心からそう思っている事が
よくわかったので
真の目的を果たすとするか!」
冒険者Q
「れんこんすこんぶについて
何か知っている事があれば
是非教えてくれないか?
ほんの小さな情報でもいい。」
黄金印章交換担当官アイシス
「と言っても、
れんこんすこんぶ自体が
どういうものかもわかってなくて
集会所としてもお手上げなのよ…」
冒険者Q
「むう………」
冒険者Q
「そこの麗しき
ハイエルフのお嬢さん。
あなたは特に美しい…
美しさは力だ!
貴方ならば何か
知っているのではないか?」
冒険者Q
「そこのヒューマンの横に居る
ハイエルフ。貴方の事だよ。」
白金印章交換担当官ミーシャ
「え、私?」
冒険者Q
「そうだ。
名をミーシャというのだな。
なんと美しい……」
黄金印章交換担当官アイシス
「だから
知らないって
言ってるでしょ!?」
冒険者Q
「そなたには
聞いとらんぞヒューマン!」
白金印章交換担当官ミーシャ
「……いえ、
私もよくわかっていません…」
冒険者Q
「嗚呼、
なんということだ……
我らがハイエルフにも
不可能な事が存在するとは…
しかも美しき貴方が……」
白銀印章交換担当官セブリル
「面白いやつー」
冒険者Q
「おお神よ!
平和を司る秩序よ!!
キャスタニックの心を
たった今魅了してしまった……
美しさとは力と共に
罪深き側面をもたらす事を
どうかお許しください!!」
集会所管理人バイロン
「まあとにかく、
そこなハイエルフの御仁よ。
れんこんすこんぶについて
知りたいというのであれば、
然るべき仕組みと
規則に則った上での行動で
その真偽を確していくのが、
秩序と審判の代行者である
ハイエルフ殿の成すべき姿では……」
集会所管理人バイロン
「ないかな?」
冒険者Q
「これは継承と叡智の化身
バラカ殿のありがたき進言……
誠に感謝致します。
……それでは、
依頼の登録を行いたい。」
集会所管理人バイロン
「うむ、その為にはまず……」
白金印章交換担当官ミーシャ
「…さすがはバイロンね。
個性溢れる
集会所員はもちろん、
多種多様な種族が訪れ、
その意を交わしていく集会所の
所長を飾るだけの事はあるわ。」
白銀印章交換担当官セブリル
「なあエルシーク……
ハイエルフって、
みーんなああなのかー?」
集会所事務員エルシーク
「ハイエルフらしさといえば、
あれなのは間違いないね……
みんながみんなではないけど……」
集会所事務員エルシーク
「ああいうのじゃないのは
大体は追放されてるよ。」
白銀印章交換担当官セブリル
「………なるほどねー…」
冒険者Q
「ありがとう集会所の方々。
それでは聡明な所長殿と
身麗しきミーシャ殿。
ごきげんよう。」
パッカ パッカ
白銀印章交換担当官セブリル
「よっしゃー!
落ち着いてきたなー
もうすぐで
営業時間終了だぜ!」
集会所管理人バイロン
「皆の者、
よく乗り切った!
フォーメーションZも
もちろんそうだが、
皆の結束なくては
乗り切る事叶わなかったろう!」
黄金印章交換担当官アイシス
「みんな頑張ったわー」
集会所事務員サラミア
「………うん。」
集会所管理人バイロン
「特にイアフ。
おまえの工作技術がなければ
書類の移動の自動化や
事務員の高速移動、
来訪者の整理や順序の最適化は
これほど成されなかったろう。
ついでに
穏やかな楽曲を流す機構もあり
問題を未然に防げた事もあるな。」
集会所管理人イアフ
「えっへん!
ポポリはすごいんだぞーっ♪」
白金印章交換担当官ミーシャ
「意外にすごいのね。
感心したわ………」
黄金印章交換担当官アイシス
「ポポリの工作技術……
話には聞いてたけど
こんなことだったとは……」
白銀印章交換担当官セブリル
「おもしれーやつ!
気に入ったぜー」
集会所管理人イアフ
「ぽっぽー」
黄金印章交換担当官アイシス
「良い笑顔なのに
何か不安になるわ……」
わい わい
きゃっ きゃ
ザッ
冒険者R
「………………」
冒険者R
「……ここが」
冒険者R
「ここが
あの女のハウスね……」
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⇒アスミンと時間つぶしするのです~
ぽちっとしてくれたおかげで
1位にうあー
みなさんありがとなのです!