ヴェリカ補給管理官マイウス
「まー、
こちらとしてもな
本当に外せない輸送経路だけは
10倍も
20倍も出して
引き続き契約したがね(キリッ)」
案内人アレクシア
「53万ですな人に
対抗しそうな勢いね」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「そして驚くなかれ
この運送路臨時増資政策の
唯一無二な名称を
定める事とした」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「私はこの増資策の名称を
ひとまず……」
界王拳増資策と
名づけたのだ!
ド ヤ ァ ッ
まんまやないけw
うあー
(うわっ……
どうしよう……この空気)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
アスミンよくわからないのです~
アレクシアよくわからないのです~
ヴェリカ補給管理官マイウス
「お、おう…」
(乗り切ったッッッ!!)
ド ヤ ァ ッ
案内人アレクシア
(アレクシアよくわからないのです~
って言っとけばなんとかなるわッ!
これは
良い方法を教えてもらったわ…)
ヴェリカ補給管理官マイウス
「しかし…」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「あんたそんな性格だったか…?
もーちょっと
かわいらしかったと思うんだが…」
!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ヴェリカ補給管理官マイウス
「あんたま さ か………」
ドドドドドドドドドドドドド
案内人アレクシア
(もしかして、
この私がヴェリカ案内人の
第一窓口を受け持ってるってのが
表向きな家業に過ぎず
その実は
ヴェリカ司令官より直々に命を受けし
ヴェリカ方面の水先案内人だって事
ばれちゃってる?
もうばれちゃってるぅー!?
ヴァルキオン保護領に
遥か昔っから居る
闇の古代神カラスチャが復活して
アルボレア全土を
闇の支配下に陥れようとしたのを
阻止した伝説の英雄様の訪れを
今か今かと
ドキドキして心待ちにしている
乙女のような案内人だって事、)
もう
ばれちゃってるぅ~!?
案内人アレクシア
(その口が開かれるまで
何秒かかる?)
3秒か?4秒か?
開いたと同時に
『アレクシア
よくわからないのです~』を
叩き込む!
かかってきな!
『抜きな!
どっちが素早いか
試してみようぜ』
というやつだぜ……
おっ!
よう!良い稼ぎ話が
アレクシア
よくわからないのです~
うあー
案内人アレクシア
(フライング……
ゲット……
嗚呼…英雄様…
アレクシア、
もうだめみたい…)
案内人アレクシア
(ダメよ!ダメダメ~ん!
アレクシア、
このままじゃとてつもなく
変な子に思われちゃうぢゃない!)
案内人アレクシア
(いくら元ネタが
変な子だからって
私まで
ダメよダメダメな変な子に
なる必要はないわッ!!)
ヴェリカ補給管理官マイウス
「………なぁ……
大丈夫か?」
アスミン
「あうー」
案内人アレクシア
(あーんなんか
このアスミンって子!
ほんと調子狂うわぁ!)
案内人アレクシア
(かくなる上は…
いつからこのアレクシアが
『変な子』だと錯覚していた…?
だとか言って
ドヤって誤魔化すしかないわ…)
案内人アレクシア
(ドヤって誤魔化すのは
このおっさんにもできたんだし
この天才案内人アレクシアに
出来ないわけがないッッ!!)
アスミン
「なのです~?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
移動管理人アデーラ
「民間輸送業者の契約相場が
実に4倍となったようね。
4倍以上となると
インフレ化し際限ない
高騰競争が始まるとの判断で、
まずこの高騰の原因を
手近な箇所から解決しようという
結論になったそうよ。」
ヴェリカ補給管理官マイウス
「おお、おまえさんか。」
アスミン
「うあー
アデーラさんなのです~」
案内人アレクシア
(助かったッ!!)
案内人アレクシア
(貴方に助けてもらっただなんて
とてつもなくイライラするけど
ま、今回だけは
感謝しといてあげるわ
ディ・モ~ルトゥ
よくやったわアデーラ。ふふっ)
移動管理人アデーラ
「さっきぶりね。
何やら
そこのブリッコシアが
かわいこぶってるんで
イライラしてしょーがないから
つい来ちゃったわ。」
案内人アレクシア
「あら守銭奴」
移動管理人アデーラ
「あらカマトト」
移動管理人アデーラ
「ごきげんよう。
嘘っぱちの可憐面で
男に貢がせて荒稼ぎかしら?」
案内人アレクシア
「あ~らそれは
あなたの方でなくって?
金の為なら山から穴まで
なんでも使うそうじゃない?」
ア?
移動管理人アデーラ
「この私を
スラム街の便器どもと
一緒にしないでくれる?」
移動管理人アデーラ
「相変わらず
ムッカつくわー」
案内人アレクシア
「その言葉
そっくりそのまま
お返ししますわ!」
キッ
キッ
フンッ
移動管理人アデーラ
案内人アレクシア
「……………………」
うあー
ヴェリカ補給管理官マイウス
「おっかねぇ………」
アスミンよくわからないのです~
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⇒アスミンとうあーの部屋なのです~
ぽちっとしてくれたおかげで
1位にうあー
みなさんありがとなのです!