B-170













集会所管理人バイロン
「…そうだ。

この時期をもってして
この集会所においての
各々の点となる想い、因果……

アスミンは、
もしかしたらそれを結びつけ
線と織り成し
我々の悲願という衣を
繕い叶えてくれるのでは…と、

そんな存在のように
思えてならなかったのだ。




B-167












集会所管理人バイロン
れんこんすこんぶ
 まったく見当もつかないが……

 だが、
 そのすべては
 成るべくして成り、
 運命の未来へと集約していく…」



B-169













集会所管理人バイロン
「そういう事なのではないか?と
 ワシはそう確信しておるよ。」




B-153a







青銅印章交換担当官ショリン
なるほど………






B-149












青銅印章交換担当官ショリン
貴方の根拠、把握致しました。







B-153a







青銅印章交換担当官ショリン
「……ミーシャは、
 ずっとこのままなのですか?」




B-170













集会所管理人バイロン
「大丈夫だ。
 朝になる頃には
 いつものミーシャになって
 変わらず出勤してくるだろう。」




B-300










白銀印章交換担当官セブリル
よかった……



B-153a







青銅印章交換担当官ショリン
「……今までも
 何度かあったのですか?




B-298








集会所管理人バイロン
「………これで6度目だ。」




B-153a







青銅印章交換担当官ショリン
6度…………




B-258a




集会所管理人バイロン
「……時を遡ろう。

 まだミーシャ
 退院していない頃の話だ。

 それ以前より
 アイシスは既にここに居たな。

 ロミナとミーシャ
 ヴェリカに移り住む以前の街で
 仲良しだったという話は聞いていた



B-206a







集会所管理人バイロン
アイシスの時は
 そんな偶然もあるものなのだな、
 そう思っていただけだったが…」



B-170







集会所管理人バイロン
「それから数年後、
 ミーシャが退院する事になる。

 共に歓迎会を開き、
 ミーシャの退院を祝したものだ。


 その時から、
 何か言い知れぬ疑問が湧いてきた。

 ……ふつふつと、な。



B-172a






集会所管理人バイロン
「それからしばらく経ち、
 ミーシャ集会所勤務を希望する。

 不安で仕方なかったが、
 アイシスも居る事だし、
 大丈夫かと思う事にした。」




B-304







黄金印章交換担当官アイシス
「………………」




B-171a






集会所管理人バイロン
つつがなく過ぎてゆく日々。

 ミーシャはあの頃のままとは
 おくびにも言えないものの……

 しかし、
 ミーシャが再び戻ってきてくれた事。
 ミーシャがこうして元気でいる事。
 こうして治ったミーシャに
 安心していたのはあったな。




B-174b









集会所管理人バイロン
疑問など気にも留めぬようになり
 考えぬようになったある日の事。

 本部の受付で
 依頼された案件が目に留まった。



B-397a






集会所管理人バイロン
「その報酬
 エルヴンワッフルだったからだ。」




B-153a







青銅印章交換担当官ショリン
「………………」




B-396a






集会所管理人バイロン
「…過去、この集会所
 ロミナが振舞っていた
 このエルヴンワッフル。

 あの時からずっとそこに居るロミナ。

 ミーシャも喜ぶかもしれない、
 ロミナも喜ぶかもしれない。

 そう思い、ワシとエルシーク、
 アイシスも含む4人で
 集会所の勤務が終わった後に
 ここで一緒に食べたのだ。」



B-395a





集会所管理人バイロン
「すると、
 ミーシャ取り乱し始めてな……

 ワシは何が起こったのかわからず
 うろたえるしかなかった。

 …その時わかったよ。

 治ったのではなく、
 それを呼び起こさせないように
 フタをしただけなのだ、という事にな




B-389












集会所事務員エルシーク
「………………」




B-399










集会所管理人バイロン
「それが一度目だ。

 ワシら3人がうずくまり
 動けなくなるほどの強烈な思念波。

 エルシークその力で少しづつ収め、
 なんとかやり過ごしたものの、
 次も同様にやり過ごせるかは
 正直自信はなかった。

 それからは、
 ロミナに関する想い出
 触れさせないようにしようと考え、
 しばらくは特に何もなく過ごせた。」
 
 

B-346








集会所管理人バイロン
「……二回目は、
 サラミアがこの集会所へ来た時だ。

 新たな新人の歓迎をと思い
 ごま蜜団子を振舞ったな。

 そして簡単な挨拶を済ませ、
 サラミア
 ミーシャ名前を呼んだ時…



B-345










集会所管理人バイロン
ミーシャあのように取り乱し、
 最も近くに居たアイシスの心
 こじあけ壊そうとした。

 ワシはやはり
 ただうろたえるしかなかったよ…

 そこへ
 サラミア何らかの力を発動させ
 ミーシャはこのように鎮まった。」




B-375










白金印章交換担当官ミーシャ
アー……アー…………

 


B-334a






集会所管理人バイロン
「最初は誰かわからなかったが、
 サラミアの話から、
 過去このヴェリカ集会所
 遊んだ事のあることも知った。

 …それからなぜ
 そのような能力有しているかもな 




B-318






集会所事務員サラミア
「…………うん
 すごくびっくりした。

 まさかまた会えるなんて……




B-338








集会所管理人バイロン
「一度は忘れていたことを
 今一度思い起こさせられたよ。」



B-282a





集会所管理人バイロン
「この集会所には…
 何かが起こり始めている……と。 





B-386











集会所事務員エルシーク
「………………」




B-334











集会所管理人バイロン
「一晩休んだミーシャは、
 特に何の異常もなく
 普通に通勤してきた。

 サラミアを見ても
 特に異常な反応する事もなくな。」



B-279









集会所管理人バイロン
「ある日、
 依頼を受けに来た者の中に
 子連れで来ている者がいた。

 その子供
 エルヴンワッフルを食べながらで
 ミーシャに話しかけ、
 
 ミーシャエルヴンワッフル
 おいしそうね、と一言言う。」



B-278








集会所管理人バイロン
「その子供は、
 お姉ちゃんにあげるーと一個
 ミーシャに手渡した。

 ワシはハッとした。
 前のような事があっては……と。

 しかし、
 ミーシャ特に何の異常もなく
 エルヴンワッフルをおいしいと食べ
 子供に感謝をし、
 通常通りの業務に戻ったのである。」



B-278








集会所管理人バイロン
「そこでエルシーク
 ひとつの可能性を見たのだな?」




B-168













集会所事務員エルシーク
そうだね。

 おそらくミーシャは、
 精神療養施設にて
 幾重にも心にフタをするように
 そう施術されたんだと思う。



B-044a







集会所事務員エルシーク
その過去の記憶に触れる事に
 一度は発作を起こすけど
 以降はそれに何も思わなくなる。

 と同時に、
 それに対して抱いていた
 特別な感情もなくなる。

 ただし、
 過去のいろんな情報を得て
 触発されている状態だと 
 その限りではないけどね……



B-041a








集会所事務員エルシーク
心の壁……

 ミーシャは、
 その心の壁を作り出して
 幾重にも張り巡らさないと
 正常な精神を
 保てなくなってしまったんだ。

 見た目は普通で、
 会話も普通にできるけど、

 本当の自分
 何重もの心の壁で閉ざされている。



B-166












集会所事務員エルシーク
ロミナこの現状を見て
 とても悲しんでいたよ…



B-128a





集会所事務員サラミア
「………………」



B-111a







集会所事務員エルシーク
「……でもね。
 この現状はきっと何か
 解決できるはずなんだ。

 力の暴走…
 精神の不安定さ……

 これは、
 成人の儀を成さないまま在る
 ハイエルフの症状 非常に似てる。



B-040a








集会所事務員エルシーク
「もしかしたら、
 この成人の儀………

 ココロの絆を誰かとかわし、
 それを確信する事ができれば

 ミーシャは、
 自分やその過去に負けない強さを
 手に入れられるのでは、ってね。



B-387










集会所事務員エルシーク
「きっと……… 

 誰かに施しを受けてでは
 きっとダメなんだと思うよ。

 …それで解決するんだったら
 既に療養施設で解決してるはず…



B-386











集会所事務員エルシーク
「その為の助力になら
 いくらでも力になっていいと思う。

 自らの力で克服する事……

 それには、過去から縁のある
 我々にしか出来ない事なんだ。



B-392









集会所事務員エルシーク
「……きっと、ね。




B-394










集会所管理人バイロン
「だから、
 我々は我々にしかできない事で
 ミーシャを元に戻そうと、

 そう考えたのだ」



B-396













集会所管理人バイロン
我々は仲間なんだと。

 我々はミーシャ
 これほどまでに大事に思っていると。

 あの雰囲気、
 ロミナ喜んでおるようでな。

 おそらく、
 ロミナが喜ぶ事
 正解なのではないかと。」



B-397












集会所管理人バイロン
「そうして3度目は、
 ワシとエルシーク
 集会所の営業時間より早く来て
 あの事件について話していた時だ。」



B-400










集会所管理人バイロン
ごま蜜団子を食べながら
 ロミナがギレスに殺された…… 
 そのあたりの話をしてた頃だな。

 突然、
 どこかで叫び声が聞こえたのだ。


B-399










集会所管理人バイロン
「…早めに出勤してきたミーシャ
 その話を聞いてしまったようだ…

 その場はなんとか耐え続け、
 エルシークが多少抑えたものの、
 サラミアが出勤するまで
 なんとか耐え続けるので
 精一杯だったよ……



B-397a






集会所管理人バイロン
「それからだな。
 あの事件に関する事や、
 ミーシャに対しての対策、
 これからの傾向の話をするのは
 会議チャットで、としたのは。」



B-399










集会所管理人バイロン
「それから一度、

 この集会所に訪れる旅人の二人
 ここで起きた惨状の噂
 ミーシャと話した事があった。

 ワシはミーシャの状態を心配したが
 その話もミーシャには特に問題なく
 普通に話しておったよ。

 無論、
 よくわからないと返しておったが。」



B-341







白銀印章交換担当官セブリル
フタ、か………」




B-397












集会所管理人バイロン
それから2度、
 元に戻す方法として
 万全の準備をした上で臨んだ。

 より強い絆を持った中で、
 昔の事を思い起こさせれば
 いずれ解決するのではないか、と。」



B-334a






集会所管理人バイロン
「それと、何の偶然か
 ごま蜜団子を食べている時に
 ミーシャ
 発作を起こす要因が発生するのも
 我々は忘れてはならないと思った。

 それからだな。
 この件でミーシャを救おうと
 行動を起こそうと決める時は
 必ずごま蜜団子を振舞おう、と
 そう思ったのは……



B-396













集会所管理人バイロン
「ま、ごま蜜団子は…

 直接的には、
 関係しないとは思ってるがね。

 儀式のようなものだ。



B-394










集会所管理人バイロン
「……しかし………

 何がいけないのだろうか……




B-386a







集会所事務員エルシーク
「…良い方向には行ってると思う。

 でもね……きっと、
 何かが足りないんだ。



B-390a











集会所事務員エルシーク
ロミナはその何か
 知っているような気がする。


 ……教えてくれないけど。



B-388









集会所事務員エルシーク
ミーシャがあまり
 このノリ受け入れてないのが 
 原因なのかな………



B-214








集会所管理人バイロン
うーむ………



B-322








白銀印章交換担当官セブリル
「うーん

 でもミーシャ
 ノリノリだったじゃん? 



B-040














集会所事務員エルシーク
そうだね。
 好きだとは思うよ。

 これも
 心の壁が原因だと判断してる。

 拒絶してるんだ。

 このノリがもたらす何か
 ミーシャ本当に求める
 何かではないって事かもしれない。」



B-042














集会所事務員エルシーク
「そしてそれ
 ロミナは知っている………」




B-376









白金印章交換担当官ミーシャ
アー……アー………
   アー……………




B-222aJPG






集会所事務員サラミア
「………………」


B-233a



集会所事務員サラミア
「……どこか、いびつなのかも」




B-218





黄金印章交換担当官アイシス
「………………」




B-358












集会所事務員エルシーク
「……なるほど


B-398










集会所管理人バイロン
「………………」




B-267











白銀印章交換担当官セブリル
「……話ぶったぎるけどさー



B-340











白銀印章交換担当官セブリル
「……オレって、
 なんか関係あるのかな……?

 ここに居る人
 みんな知らなかったし……

 そんな事件知らなかったし……

 集会所で遊んだこともないし
 エルヴンワッフルも初めてで…



B-130










集会所事務員サラミア
「………………」


B-044













集会所事務員エルシーク
「………………」




B-321











白銀印章交換担当官セブリル
「あ、オレは
 本部の人間でも
 なんでもないぜ!?

 信じてくれよ!?
 あんなお堅い仕事
 できないってわかるだろ!?



B-290a




B-277a




B-116a




集会所事務員エルシーク
「大丈夫。
 それはわかってるから。

 安心して。セブリル。




B-322








白銀印章交換担当官セブリル
ありがとー!!



B-153a







青銅印章交換担当官ショリン
「…言うなれば、私もですね

 何か関係しているとは
 到底思えません。


B-209a







黄金印章交換担当官アイシス
「………………」



B-158b






集会所管理人イアフ
「………………」



B-171












集会所管理人バイロン
「………うむ。

 ショリンとセブリルは、
 以前に行われた5度目。

 それ以降にここに来た者だ。



B-172












集会所管理人バイロン
ショリンにいたっては、

 このヴェリカ集会所の運営
 不穏な動きを見せているのを察し

 本部より内偵を行う為に
 差し向けられた者……


 それで違いないな?




B-149












青銅印章交換担当官ショリン
そうですね。



B-242a





白銀印章交換担当官セブリル
随分潔いんだな


B-153a







青銅印章交換担当官ショリン
今更ごまかしても
 仕方ないでしょう。


B-302







白銀印章交換担当官セブリル
ま、確かに。



B-206a







集会所管理人バイロン
ショリン
 ここに来る事になったのは
 何かしらの関係があるはずだ。

 ショリンが来た事によって、
 この集会所のノリに
 一つのスパイスを与える事となり
 深みが増したのは違いないだろう。



B-298








集会所管理人バイロン
本部のデータベースを用いて
 あらゆる件と参照し
 その真偽を確していく。

 その多くの情報を
 記憶し提供していた経歴。

 バラカ以外の種族
 あれだけの膨大な情報量を
 記憶していくのは
 並大抵の事ではない。

 それ以外の様々な知識も
 その頭脳あってのものなのだな。

 恐れ入るよ。




B-153a







青銅印章交換担当官ショリン
お誉めに預かり光栄です。バイロン




B-300










白銀印章交換担当官セブリル
オレはー?




B-298








集会所管理人バイロン
セブリルはここに来て
 会議チャットに参加してから
 いつも最低1度は肉声で返していたな。

 …それが原因で
 今回このような事となったが…… 




B-301










白銀印章交換担当官セブリル
ごめん……




B-171a






集会所管理人バイロン
「……すまぬ。
 責めているわけではないのだ。

 セブリルも同様に、
 以前に担当していた者が退職してから
 求職し、ここに就く事となった。

 必ず、
 この件に関係があるはずなのだ。



B-172a






集会所管理人バイロン
チャット内での会話を
 つい肉声で発してしまうその癖。

 おそらくそれは
 この集会所に必要なのだと
 そう判断しておるよ。



B-339









集会所管理人バイロン
「だからと言って、
 遠慮なく肉声でされては
 それは違うからな。

 だから
 きつく言い聞かせていたのだ。

 何でもありな混沌
 自由とは違うからな。

 混沌の中においては
 何も善いものは作られまい




B-322








白銀印章交換担当官セブリル
わかった!
 気をつける!




B-174













集会所管理人バイロン
うむ!




B-168













集会所事務員エルシーク
「…さて、
 そろそろいい時間だね。




B-172












集会所管理人バイロン
「……今日のところは
 これで終わりとするか。」


B-267











白銀印章交換担当官セブリル
あちょっとまって!



B-342








白銀印章交換担当官セブリル
そのケモノ
 どんな関係あんの?




B-041c

集会所事務員エルシーク
「………………」




B-213a


黄金印章交換担当官アイシス
「………………」




B-153a







青銅印章交換担当官ショリン
「……そこのポポリの話
 まだ聞いてないわね。




B-127b


集会所事務員サラミア
「………………」




B-094b


集会所管理人バイロン
「………………」



B-170













集会所管理人バイロン
イアフ。
 おまえのことだぞ」




B-083














集会所管理人イアフ
どっひゃー!? 
 オイラの事だったのかーい!?




B-344












白銀印章交換担当官セブリル
ケモノっつったら
 おまえ以外いないだろ………




B-153a







青銅印章交換担当官ショリン
ポポリって自分らの事は
 ハイエルフ並に美しくて
 カッコイイって思ってるみたいよ…



B-087











黄金印章交換担当官アイシス
何の冗談よそれ……




B-378











集会所管理人イアフ
ぽっぽー



B-404













集会所管理人イアフ
オイラはここで
 よく遊んだ事があるのさ!

 その時ロミナ
 よくお世話になったんだよー
 
 だから、
 ここで働くことになったのも
 きっと運命だったのさー!」




B-322








白銀印章交換担当官セブリル
「そっかー
 いろんな想いが集まってんだなー」




B-390a











集会所事務員エルシーク
「………………」




B-399










集会所管理人バイロン
さて、話は以上でいいか?

 そろそろミーシャを休ませたい。




B-386a







集会所事務員エルシーク
「そうしよう。バイロン。




B-169













集会所管理人バイロン
ミーシャの自宅へ送り届けよう。」




B-040














集会所事務員エルシーク
「そうしようか。

 皆さんお疲れ様。




B-300










白銀印章交換担当官セブリル
「あ、オレも行くよ!



B-089a









黄金印章交換担当官アイシス
みんなで行きましょう!




B-351





集会所事務員サラミア
「……うん




B-153



青銅印章交換担当官ショリン
「同伴致します。」











NEXT
⇒アスミンとドンと構えるのです~ 



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