A-131














うあー




A-132

















A-133














なのです~




A-134













案内人アレクシア
「ようこそ、

 女神ヴェリックに捧げた
 平和の都市、ヴェリカへ。」



A-135















案内人アレクシア
「ヴェリカは
 旅人を歓迎致しますわ。

 こんにちは。
 名も無き旅人さん!」



アスミン
アスミンなのです!



A-136















案内人アレクシア
「あら~
 かわいらしいお名前ね。

 ソーサラーと
 お見受けしたのだけど…」



アスミン
「なのです!」



A-137















案内人アレクシア
「ソーサラーは

潤沢なるマナと
現世の語らいを結びし者。

火も凍る精神統一により
幾多の術式をもって
夢想を万象へと転ずる者。

しかしそれを自在に操るには
未来も見通さんばかりの
洞察力と判断力…

そして叡智が問われるという。




A-138














案内人アレクシア
「それは、

 見る者によっては
 ささやかな奇跡にも等しく
 映ると聞きますわ。」



アスミン
「うあー」



A-139















案内人アレクシア
アスミンさんのような
 かわいらしい方
 あらゆる術式を

 自在に使いこなす様なんて…

 私のような若輩者には
 なかなか想像できませんわ。」



A-140












案内人アレクシア
すごいですね!ふふっ」




A-139a










アスミン
「ありがとなのです~」



A-141















案内人アレクシア
「そういえば、

 そこの守銭奴
 何やら語り合っていたように
 見えたのだけど…


 何か
 お困りごとでもあるのかしら?




A-142














アスミン
「あうー」



A-143














アスミン
「アスミン、
 おかねないのです!」

 
案内人アレクシア
「………あらー…」




A-144














アスミン
「アスミン、
 ニュー・エレノン
 いきたいのです!

 ペガサスじゃないと
 むりっていわれたのです~」


案内人アレクシア
「という事は、

 ペガサスが
 運行停止された事も
 お聞きになったのね…」




A-143a











アスミン
「きいたのです~」



A-137















案内人アレクシア
「そうね~……

 ここからだと、
 十分なお金もないのに

 ペガサス以外の交通手段で
 向かうのは無理があるわ。




 お金があれば…




A-145















案内人アレクシア
「それでも、
 日数はかなりかかりますわ。」



アスミン
「あうー」



A-146














案内人アレクシア
「最悪、
 徒歩で向かうとしても

 まず
 陸路で繋がっていないし…



アスミン
「うあー」



A-147














アスミン
ニュー・エレノン
 むりなのです~?」



A-148














案内人アレクシア
「そうね。

 無理ですわ。



アスミン
「あうー」



A-150










(ささやき声で語りだす)


案内人アレクシア
「でも、
 ここだけの話ですが…」



A-151
















案内人アレクシア
ペガサス運行停止した
 本当の原因があるのよ。」



A-152











案内人アレクシア
「それを止められれば
 もしかしたら

 ペガサス運行再開…

 という事になるかもしれないわ。」




A-135a











アスミン
うあー!

 ペガサ



A-153a












案内人アレクシア
しーっ!しーっ!

 機密だから!しーっ!」









A-174

















A-173a
















A-150










案内人アレクシア
アルボレア最大の交易都市であり
 最高の人口流入量を誇る都市の
 この中央都市ヴェリカにおいて

 この窓口を任されている私に
 ある任務が課せられたのね。



アスミン
「うあー」



A-154












案内人アレクシア
「それは、

いずれここを訪れるであろう…


A-175









ザッ

A-155













ヴェリカ補給管理官マイウス
よう!お嬢ちゃん!
 金に困ってるようだな!

 私は
 ヴェリカ補給管理官マイウス!


 ヴェリカは旅人を歓迎するぜ!」



アスミン
「なのです!」



A-156















ヴェリカ補給管理官マイウス
「良い稼ぎ話があるんだが…

 まあ聞いてくれ!」



アスミン
「うあー」



A-157















案内人アレクシア
えっ?

 あっ、ちょ、ちょっ…




A-158














ヴェリカ補給管理官マイウス
「いやはや……。

 北でのアルゴン戦線から
 物資の補給要請を受けてはいるが、
 私が心配しているのは
 周辺の地域だ。

 実はこの辺りの
 物資不足も深刻でな……。

 ヴェリカ自体が物資不足に陥れば、
 これは大変なことになるぞ。


 ………そこで、だ。」


A-153














案内人アレクシア
ちょっと!

 今わたしが話してたのに!」


A-159















ヴェリカ補給管理官マイウス
ん?

 案内人の役目なんか
 ヴェリカの特徴と注意点
 さらっと説明して、

 オ・ワ・リ……だろ?」



A-160














ヴェリカ補給管理官マイウス
「ンなの
 私がついでにやってやるよw」



アスミン
「うあー」






A-161















ヴェリカ補給管理官マイウス
それとも…







A-162















ヴェリカ補給管理官マイウス
この嬢ちゃん
 なんか用事でもあんのか?



A-157a









案内人アレクシア
「……いえ、ないです」




A-163














ヴェリカ補給管理官マイウス
「こちとら急を要してんだ!

 『ガアルズトオク』ってやつは
 また今度にしてくれや!
        んナ!




A-164















アスミン
「こまってるのです~?」


ヴェリカ補給管理官マイウス
「ああそうだ!

 補給品があるんだが、
 ペガサスが運行停止になったせいで
 遥か西方のシャラ大陸からの物資を
 ヴェリカへ輸送する事が
 難しくなっちまった…」




A-165














案内人アレクシア
「他の輸送手段もあるはずよ?

 国務で発生する費用なら
 国が負担するのだし、
 民間運送業社に依頼すればいいのに」



ヴェリカ補給管理官マイウス
「ああ……

 そりゃ私もそう思ったさ。

 当然のように
 いつもの業者に依頼したんだが…」



A-168















ヴェリカ補給管理官マイウス
「他クライアントとの
 契約金の競り合いがあり、

 1.25倍、
 1.5倍……
 …2倍!

 身を切る競り合いだったぜ……」



A-169














ヴェリカ補給管理官マイウス
「こちら側が
 3倍の契約金出す!
 と意気込んで交渉したんだが、


 まさにその時、
 他クライアントが」






A-167














4倍だぁーーーーーっ!!!!







A-166















ヴェリカ補給管理官マイウス
「とか叫びだして
 なんといつもの

4倍の報酬出すっつー
他のクライアントと
契約結んじまった!


 っつー話だよ!




 まいるぜ………」




A-171














案内人アレクシア
「よ、4倍…………」 




A-170















ヴェリカ補給管理官マイウス
「まー、

 こちらとしてもな
 本当に外せない輸送経路だけは


 10倍
 20倍も出して
 引き続き契約したがね(キリッ)




A-171a








案内人アレクシア
53万ですな人に
対抗しそうな勢いね





A-166















ヴェリカ補給管理官マイウス
「そして驚くなかれ

 この運送路臨時増資政策

 唯一無二な名称
 定める事とした」



A-168















ヴェリカ補給管理官マイウス
「私はこの増資策の名称を

 ひとまず……」







A-170















界王拳増資策と
名づけたのだ!


  ド  ヤ  ァ  ッ  








A-153














まんまやないけw




A-172













うあー











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