倉庫管理人・ポロン
「さっきから聞いていれば
自分勝手な事ばかり……」
倉庫管理人・ポロン
「フェドリック様。
このアスミンは
買うなんて
一言も言ってませんし、
暴言なんて
一言も言っていません。」
下士官・フェドリック
「ふむ……」
名品館・アイナ
「ハイ?
私は領主様から
直々に仰せつかった
名品館担当ですのよ?
そんな子供相手に
陥れるような事
するわけないでしょう?」
名品館・アイナ
「そういえばポロン。
あなた、
この子と何日もそこで
いちゃいちゃ話してたじゃない?」
名品館・アイナ
「もしかして
この子の事が
好きなんじゃないの?」
倉庫管理人・ポロン
「……………」
下士官・フェドリック
「フム……」
アスミン
「あうー」
倉庫管理人・ポロン
「……ん?アスミン。
それ、もしかして……」
倉庫管理人・ポロン
「アスミン!
それ貸してくれ。」
アスミン
「なのです~?」
倉庫管理人・ポロン
「間違いない…
……このあたりか?」
ポロンは
ピースレコーダーを
使った!
================
ハァ!?
お金ないとか
そんなの最初に言いなさいよ!
!!!
まったく…
噂の超新米様かと思ったのに
とんだ勘違いだったわ!
あうー
そんな
ド派手な騎馬なんか
乗ってるくせに
金欠とかやめてくれる?
あうー
ごめんなさいなのです~
まったく…
時間の無駄だったわ!
さっきから
お金持ってそうなお方が
通ってるっていうのに…
あなたがお金持ってそうだから
こうやって話してたのよ!?
あやまって?
あうー
ごめんなさいなのです~
そんなんじゃ聞こえなーい!
もっと大きな声
================
名品館・アイナ
「あああああああああああ
もうわかりましたー!
ごめんなさい!
私が悪かったですう!」
下士官・フェドリック
「…………フム。」
名品館・アイナ
「………ううっ……」
下士官・フェドリック
「……報告しておくからな。」
名品館・アイナ
「……はい………」
名品館・アイナ
「…………」
アスミン
「あうー」
ギロッ
名品館・アイナ
「テープレコーダーなんて
あんたそんなもの
一体どこで!?」
アスミン
「あうー」
名品館・アイナ
「……あ~ら
そうなのねー?
そーいうことなのねー?」
名品館・アイナ
「人の会話録音して
いびり倒すのが趣味なの!?
いい趣味してるわね~!!」
アスミン
「あうー」
倉庫管理人・ポロン
「………あのさ。」
名品館・アイナ
「何よ!」
倉庫管理人・ポロン
「おまえクビ。」
名品館・アイナ
「ハァ!?」
名品館・アイナ
「何言ってんの?
なんであんたにそんな事
倉庫管理人・ポロン
「ヴァルキオン保護領を
統治する領主様から
直々に
人事を仰せつかっているからだ。」
名品館・アイナ
「ヘ?」
倉庫管理人・ポロン
「今までご苦労。
じゃあな。」
名品館・アイナ
「え?」
アスミン
「うあー」
名品館・アイナ
「ちょ、ちょっと!
何!?何なの!?」
名品館・アイナ
「ねえポロン!?」
名品館・アイナ
「ねえったらー!」
……………
アスミン
「あうー」
……………
アスミン
「あうー?」
……………
アスミン
「なのです~?」
………………
アスミン
「アスミン
よくわからないのです~」
……………
名品館・アイナ
「あのクソガキ……」
NEXT
⇒アスミンと聞きに戻るのです~
[Elincafe]投票
ほんとうにありがとなのです~
第三代ポポリア領主政策全解放!!
アスミンさんにげてー!!