アスミン
「なのです!」
倉庫管理人・ケロン
「安心だよぉ~!
安全すぎて
ものがなくならないよぉ~」
アスミン
「あうー
ぜったいあやしいのです!
倉庫管理人・ケロン
「そっか~ざんねん!
またこんどだねぇ~」
アスミン
「あうー
あやしいのはだめなのです!」
アスミン
「あうー」
雑貨商人・コヘン
「そこのお嬢さん」
アスミン
「なのです~?」
雑貨商人・コヘン
「頑張るね。
あの倉庫とは目と鼻の先だから
敬遠されてる様子はよく見てきたよ。
それは、客からだけじゃなく
我々業者側からも
同じく、ね…」
アスミン
「あうー」
交換ガイド・マーク
「あの
ガイドもよくやってるよ。」
交換ガイド・マーク
「最高のサポートだと
ここらじゃ評判さ。」
雑貨商人・コヘン
「顔はアレだけどな…」
交換ガイド・マーク
「まぁ、な……」
装備商人・アルリダ
「まぁ……」
装備商人・アルリダ
「天は二物を与えず、
よね…」
雑貨商人・コヘン
「あのガイドも、
あのケロン相手じゃなけりゃ
相当評判良かったと踏んでるぞ。」
雑貨商人・コヘン
「最初の印象は
大事だって事だな。」
アスミン
「あうー」
アスミン
「みんなで
ケロンさんを
たすけるのです!」
雑貨商人・コヘン
「……
あのねぇお嬢ちゃん……」
雑貨商人・コヘン
「世の中色々なヤツがいて、
正直気分悪いヤツも腐る程居る。
が、
そういうヤツに一言物申すと
こっちまで煽り食うんだよ。」
アスミン
「なのです~?」
雑貨商人・コヘン
「考えてみ?
何かされるって事は、
それに対して何らかの応対を
しなきゃならんって事さ。
無視するわけにもいかんだろ?」
雑貨商人・コヘン
「…相手にしなければ済むかといえば
そんな話はないわけだよ。
相手しないでそのままで居れば
ずっとイライラして
過ごしていかなきゃならん。」
雑貨商人・コヘン
「で、
さすがに我慢ならん!と
何か言うっつったって
何言っても喜ぶだけだしな。
こちとら
まともな人種からしたら
ふざけた事されたら
イライラしてマイナスなんだが、
おかしなヤツは、
イライラする事もさせる事も楽しい」
ときてやがる。
雑貨商人・コヘン
「何やっても
おかしなヤツが喜ぶだけなんだよ。
相手すればするだけ、
暴言吐こうがなんだろうが
おかしなヤツは喜ぶだけだ。」
雑貨商人・コヘン
「その結果、
こっちまで
『まとも』じゃなくなっちまう
って寸法さ。」
雑貨商人・コヘン
「腐ったみかんは
どこまでいっても
腐ったみかんでしかない。
まともなみかんだらけの中に
腐ったみかんを
たった1つ入れるだけで
まともなみかんも
どんどん腐っていく。」
雑貨商人・コヘン
「腐ったみかんにとっては
最初っから腐ってるから
別に
何がどうなってるわけでもないが
まともなやつらは
たまったもんじゃないだろ?
いちいち言わせんな
って話だよ。」
装備商人・アルリダ
「ケロンが居るから、
こっちまで印象悪くなって
商売しづらくて仕方ないわ。」
アスミン
「あうー」
アスミン
「きょうりょくしてほしいのです~」
……………
アスミン
「あうー?」
………………
雑貨商人・コヘン
「………な?」
アスミン
「あうー!」
雑貨商人・コヘン
「これが
『世の中』ってもんだ。
だから、
適当ぶっこいてるヤツは
どこまでいっても
邪魔でしかないんだ。
まともに生きようとするヤツや
普通に生きてるヤツらに
強要してるに等しいんだよ。」
雑貨商人・コヘン
「……まるで
シガレットの煙のようにな。」
アスミン
「あうー」
アスミン
「ほかのひとに
おねがいしてみるのです!」
戦闘技術教官・アリオス
「ほうほう。
ま、俺はパスな」
戦闘技術教官・アリオス
「忙しいんでまた今度なー」
アスミン
「あうー」
魔法技術教官・エイリオン
「ちょっとねぇ~…」
アスミン
「なのです~?」
装備商人・マークトゥム
「そいつの責任だろ?
自業自得だ自己責任!」
アスミン
「あうー!」
アスミン
「なのですなのです!」
クリスタル商人・ラムシャ
「おお~、いいぜ~
協力してやるぜ!」
アスミン
「ほんとなのです~?
うあー!」
クリスタル商人・ラムシャ
「ってわけで、
いくら出す?」
アスミン
「あうー
いくらなのです~?」
クリスタル商人・ラムシャ
「そーだなー…
ローンって手もあるぜ~?
毎日少しづつ……」
ビクッ
クリスタル商人・ラムシャ
「あ、あー……
やっぱ無理だなーーー
アーーーーハハハハー」
アスミン
「あうー!」
アスミン
「みんなひどいのです!」
倉庫管理人・ポロン
「………………」
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⇒アスミンとくらいつくのです~
[Elincafe]投票
ほんとうにありがとなのです~
第二代ポポリア領主になれたのです!