メリーナ
「許される事じゃないからこんな事・・・!」
アスミン
「みんないなくなっちゃったのです~」
メリーナ
「これから選挙頑張ろう~
っていう時だったのに・・・
アスミンのいる[Elincafe]も
ポポリア領に立候補してたよね?」
アスミン
「なのです~」
メリーナ
「楽しみだったのに・・・
アスミンも協力してくれてた
投票マニュアル
せっかく完成したのに・・・」
アスミン
「あうー」
メリーナ
「ね、アスミン
もし、ポポリア領の領主になれたら
どんなことしたいの?」
アスミン
「アスミン、よくわからないのです~
あ、
ギルドマスターのナミさんが配ってた
まにふぇすと
っていうのがあったのです~」
メリーナ
「それ見せて!」
メリーナ
「どれどれ~なるほど~」
公約は
1、最低税率1%に設定
2、名品館を週数回解放します。
※解放前は事前に告知致します。
3、使いやすい街の有効活用する為に、
ホム露店により移動スクロールの充実化
メリーナ
「名品館の解放は重要ね~
あそこに並ぶ品物は私も期待してるから」
これからの政策の為に
実施したい制度・・・
なんてのがあるみたいね~どれどれ
【Elincafe】が
これからしたいと思ってる事
・とにかく移動手段の充実化を図りたい
⇒移動スクロールを陳列したホムンクルスを
手の空いてるギルドメンバーが各地に設置。
移動手段の充実化を図ります。
・ポポリア領政策専用掲示板の設置
⇒Elincafe外部からの意見も取り入れ、
Elincafeだけに都合の良い政策にならないよう
対策して実施していきたいと考えております。
・より便利な領土にしていきたい
⇒今はまだ情報が少なすぎるので
どうすればいいのかわかりませんが、
新たな情報が増え次第
対策と改善を積極的に行っていきたいと
【Elincafe】は考えております。
アスミン
「ナミさんがんばってるのです~」
メリーナ
「ちゃんと考えてるみたいね~」
アスミン
「なのです~
でも竜神さんが
みんなをけしちゃったのです~」
メリーナ
「うん・・・」
メリーナ
「神様、か・・・・・・
ね、
神様ってさ、どんな存在だと思う?」
アスミン
「神様なのですか~?
つよいのですか~?」
メリーナ
「竜の神様は、
あんな人間たちのことが大好きで大好きで
本当にとってもいい神様だったのに
それをダメにしたのが
他でもない
人間自身の思いあがり
そして愚かさだった」
メリーナ
「でも、メリーナが思うにはね・・・・」
メリーナ
「もっと途方もなく
想像を絶するような
そんな神様が
この世界の遥か上に
居るとしか思えないの」
アスミン
「アスミンよくわからないのです~」
メリーナ
「この世界は、空間術であれば
ある程度耐えうる構造になってる
でも時間術は
少しでもエラーに相当するものがあれば
エラーを起こした発生源を否定し
抹消して元通りにする
これ、どうも腑に落ちないのよね・・・」
メリーナ
「この仕様って
まさに魔導器と同じなのよ」
これとか
これみたいなのね。
メリーナ
「魔導器は、
この世界にたゆたうマナを変換し
取り込んでそれを動力源とするの。
そして、予め決められたコードに則り、
機能を発現させていく。
それは
プログラムと呼ばれてるのね。
でも、稀に
「マナのゴミ」みたいなのを
取り込んだりして
変換中の不純物のようなものが原因で
エラーが起こったりするのよ。
でも、
その不純物は予め想定された事案として
然るべきセーフティネットの発現により
外部へと排出され、機能を戻し
何事も無かったように稼動していくの」
メリーナ
「それとま~ったく同じなのよねぇ・・・
これって、まさかとは思うけど
この世界そのものがとてつもなく
巨大な魔導器の内部で、
その魔導器の調律を乱すような
影響を与えた場合は
「不純物」として扱われ
この世界から完全抹消されるのでは・・・」
メリーナ
「途方もなく想像を絶する強大な存在・・・
まさにこの世界の「神様」が
作り出したプログラムの中に私たちがいて、
私たちが今こうして見て
感じているものはすべて
プログラムが映し出したデータで」
アスミン
「あうー?」
メリーナ
「生き物って目に見えるものは
すべて自分の世界を基準にしてしか見えないの」
アスミンがこうして見ているものと
私が見ているものが
まったく同じだという証明は無いわけなのね」
メリーナ
「ね、アスミンから見て
私の服の色って
何色に見える?」
アスミン
「青なのです~?」
メリーナ
「そう。
私も青に見える。それか水色か
でもね。
青という色そのものが
同じだという証明にはならないのよ。
だって、
青ってどんな色?って聞かれても
言葉でしか説明できない。
本当に同じ青なのかわからないの」
メリーナ
「つまりアスミンがこれを青と感じても」
メリーナ
「私にとってはこれを青と感じているかもしれなくて
私が赤だと感じているものが
アスミンから見たら青なのかもしれないのよ」
メリーナ
「アスミンにとっての青が
私にとっての青と違ってても
二人が同じものを見て
「これは青!」って
思って意見が一致していれば
「それは青」になる。
でもこれは
どこまで突き詰めても
私たちヒトにとっての真実でしかなく
ヒトが知れる真実を超える事はない」
メリーナ
「その「青」が、
本当はどんな色なのか?なんて
そんな本当の真実なんて
ヒトにはわかりっこないわけなのね
だから・・・
メリーナ
「もし、私たちが
単なるデータで
数字の組み合わせな
だけだったとしても
私たちにとっては
まるでその世界の中に居て、
楽しんだり
悲しんだり
喜んだり
怒ったり
する事になる・・・・・
メリーナ
「感覚は時に錯覚して
思い込みや勘違いや
色々な感情で見当違いな
結論を出したりするわ。
そんなヒトの感覚から脱した
「情の介さない法則」だけで
理論を組み立てる事に成功すると
誰かが隠したくて隠したくて仕方ない
ブラックボックスが浮き彫りになる。
どうしても判明しない、
確認できない結論に到達するの
でも一つづつ正確に法則を解析して
多くの事に精通している者には
確かにそこにある疑惑に気づけるわ」
メリーナ
「それはちょうど、
知られては都合が悪い事を
ひた隠しにして
ばれないようにばれないように
ビクビクして画策している
人間のそれとまったく同じなのよ。」
メリーナ
「心理学ってあるじゃない?心理学。
人の心の動きの法則を総括する学問。
心理学に精通した者からしたら
誰が何を隠して他人を欺き
公表する義務はないからとか
聞かれていないからとかで
自分に都合のいい結末を
どう獲得しようとしてるかなんて
まるで丸裸なのよ。ふふ
いうなれば、
人の心そのものが
ブラックボックス」
メリーナ
「それと同じ。
なぜ、確実に判明しないのか?
それなのに、なぜ仮説が成り立つのか?」
私は、
このブラックボックスを
解明したいと思ってる。
この世界の本当の神様に会いたい
会って、
この世界の本当の姿を知りたい。
私たちの本当の姿を知りたい」
メリーナ
「それが私の夢だから」
アスミン
「あうー
がんばってくださいなのです~」
メリーナ
「うん!」
メリーナ
「ま、これ以上考えてても
しょうがないっか・・・
ね、アスミンお願いがあるの!」
アスミン
「なのです~?」
メリーナ
「あのね、
アスミンがいなくなっちゃうかと思ったら」
アスミン
「あうー?」
メリーナ「急に寂しくなっちゃって・・・」
アスミン
「なのです~?」
メリーナ
「今日は一緒に寝よ?」
アスミン
「あうー?」
メリーナ
「ね?」
アスミン
「なのです~?」
メリーナ
「ね!!」
ばれないようにばれないように
ビクビクして画策している
人間のそれとまったく同じなのよ。」
メリーナ
「心理学ってあるじゃない?心理学。
人の心の動きの法則を総括する学問。
心理学に精通した者からしたら
誰が何を隠して他人を欺き
公表する義務はないからとか
聞かれていないからとかで
自分に都合のいい結末を
どう獲得しようとしてるかなんて
まるで丸裸なのよ。ふふ
いうなれば、
人の心そのものが
ブラックボックス」
メリーナ
「それと同じ。
なぜ、確実に判明しないのか?
それなのに、なぜ仮説が成り立つのか?」
私は、
このブラックボックスを
解明したいと思ってる。
この世界の本当の神様に会いたい
会って、
この世界の本当の姿を知りたい。
私たちの本当の姿を知りたい」
メリーナ
「それが私の夢だから」
アスミン
「あうー
がんばってくださいなのです~」
メリーナ
「うん!」
メリーナ
「ま、これ以上考えてても
しょうがないっか・・・
ね、アスミンお願いがあるの!」
アスミン
「なのです~?」
メリーナ
「あのね、
アスミンがいなくなっちゃうかと思ったら」
アスミン
「あうー?」
メリーナ「急に寂しくなっちゃって・・・」
アスミン
「なのです~?」
メリーナ
「今日は一緒に寝よ?」
アスミン
「あうー?」
メリーナ
「ね?」
アスミン
「なのです~?」
メリーナ
「ね!!」
アスミン
「こわいのです~」
メリーナ
「ね!!!!!」
アスミン「あうー」
メリーナ
「なのです~」
メリーナ
「やった♪」
アスミン「あうー」
メリーナ
「ね~?」
アスミン「なのです~」
メリーナ
「やった♪」