ZB-32

メリーナ
「許される事じゃないからこんな事・・・!」



アスミン
「みんないなくなっちゃったのです~」




ZE-17

メリーナ
「これから選挙頑張ろう~
 っていう時だったのに・・・
 アスミンのいる[Elincafe]も
 ポポリア領に立候補してたよね?」

アスミン
「なのです~」


メリーナ
「楽しみだったのに・・・
 アスミンも協力してくれてた

 投票マニュアル 
 
 せっかく完成したのに・・・」



アスミン
「あうー」



ZE-01

メリーナ
「ね、アスミン
 もし、ポポリア領の領主になれたら
 どんなことしたいの?」



アスミン
「アスミン、よくわからないのです~


あ、
ギルドマスターのナミさんが配ってた
まにふぇすと
っていうのがあったのです~」



メリーナ
「それ見せて!」



ZE-04

メリーナ
「どれどれ~なるほど~」


公約は
1、最低税率1%に設定

2、名品館を週数回解放します。
※解放前は事前に告知致します。

3、使いやすい街の有効活用する為に、
ホム露店により移動スクロールの充実化



メリーナ
「名品館の解放は重要ね~
 あそこに並ぶ品物は私も期待してるから」




ZE-03

これからの政策の為に
実施したい制度・・・


 なんてのがあるみたいね~どれどれ




【Elincafe】
これからしたいと思ってる事


・とにかく移動手段の充実化を図りたい
⇒移動スクロールを陳列したホムンクルスを
 手の空いてるギルドメンバーが各地に設置。
 移動手段の充実化を図ります。


・ポポリア領政策専用掲示板の設置
⇒Elincafe外部からの意見も取り入れ、
 Elincafeだけに都合の良い政策にならないよう
 対策して実施していきたいと考えております。


・より便利な領土にしていきたい
⇒今はまだ情報が少なすぎるので
 どうすればいいのかわかりませんが、
 新たな情報が増え次第
 対策と改善を積極的に行っていきたいと
 【Elincafe】は考えております。




ZE-05

アスミン
「ナミさんがんばってるのです~」

メリーナ
「ちゃんと考えてるみたいね~」


アスミン
「なのです~

 でも竜神さんが
みんなをけしちゃったのです~





メリーナ
「うん・・・」



ZE-06

メリーナ
「神様、か・・・・・・

 ね、
 神様ってさ、どんな存在だと思う?」


アスミン
「神様なのですか~?
 つよいのですか~?」


メリーナ
「竜の神様は、 
 あんな人間たちのことが大好きで大好きで
 本当にとってもいい神様だったのに

 それをダメにしたのが
 他でもない
人間自身の思いあがり
そして愚かさだった




メリーナ
「でも、メリーナが思うにはね・・・・」




ZE-07

メリーナ
「もっと途方もなく
 想像を絶するような
 
 そんな神様が

 この世界の遥か上に
 居るとしか思えないの」




アスミン
「アスミンよくわからないのです~」



メリーナ
「この世界は、空間術であれば
 ある程度耐えうる構造になってる

でも時間術は
 少しでもエラーに相当するものがあれば
 エラーを起こした発生源を否定し
 抹消して元通りにする


 これ、どうも腑に落ちないのよね・・・」





ZE-08

メリーナ
「この仕様って
 まさに魔導器と同じなのよ」



ZE-21

これとか





ZE-11

これみたいなのね。







ZE-12

メリーナ
「魔導器は、
 この世界にたゆたうマナを変換し
 取り込んでそれを動力源とするの。

 そして、予め決められたコードに則り、
 機能を発現させていく。

 それは
プログラム
と呼ばれてるのね。

 でも、稀に
 「マナのゴミ」みたいなのを
 取り込んだりして
 変換中の不純物のようなものが原因で
 エラーが起こったりするのよ。

 でも、
 その不純物は予め想定された事案として
 然るべきセーフティネットの発現により
 外部へと排出され、機能を戻し
 何事も無かったように稼動していくの」



ZE-13

メリーナ
「それとま~ったく同じなのよねぇ・・・


 これって、まさかとは思うけど
 この世界そのものがとてつもなく
巨大な魔導器の内部で、
 その魔導器の調律を乱すような
 影響を与えた場合は
「不純物」として扱われ
 この世界から完全抹消されるのでは・・・」


メリーナ
「途方もなく想像を絶する強大な存在・・・
 まさにこの世界の
「神様」
 作り出したプログラムの中に私たちがいて、

 私たちが今こうして見て
 感じているものはすべて
 プログラムが映し出したデータで」



アスミン
「あうー?」




ZE-14

メリーナ
「生き物って目に見えるものは
 すべて自分の世界を基準にしてしか見えないの」

 アスミンがこうして見ているものと
 私が見ているものが
 まったく同じだという証明は無いわけなのね」



ZE-06

メリーナ
「ね、アスミンから見て
私の服の色って
何色に見える?」




アスミン
なのです~?」


メリーナ
「そう。
 私も
に見える。それか水色か

 でもね。
 という色そのものが
 同じだという証明にはならないのよ。


 だって、
 ってどんな色?って聞かれても
 言葉でしか説明できない。
 本当に同じなのかわからないの」




ZE-18

メリーナ
「つまりアスミンがこれをと感じても」



ZE-19

メリーナ
「私にとってはこれをと感じているかもしれなくて

 私がだと感じているものが
 アスミンから見たらなのかもしれないのよ」



メリーナ
「アスミンにとっての
 私にとってのと違ってても
 二人が同じものを見て
 「これは青!」って
 思って意見が一致していれば


 「それは青」になる。


 でもこれは
 どこまで突き詰めても
 私たちヒトにとっての真実でしかなく
 ヒトが知れる真実を超える事はない」



メリーナ
「その「青」が、
 本当はどんな色なのか?なんて


 そんな本当の真実なんて
 ヒトにはわかりっこないわけなのね


だから・・・





ZE-12

メリーナ
「もし、私たちが

単なるデータで
数字の組み合わせな
だけだったとしても


 私たちにとっては
 まるでその世界の中に居て、


楽しんだり

悲しんだり
喜んだり
怒ったり


 する事になる・・・・・



ZE-13

メリーナ
「感覚は時に錯覚して
 思い込みや勘違いや
 色々な感情で見当違いな
 結論を出したりするわ。

 そんなヒトの感覚から脱した
 「情の介さない法則」だけで
 理論を組み立てる事に成功すると
 誰かが隠したくて隠したくて仕方ない
 
ブラックボックスが浮き彫りになる。


 どうしても判明しない、
 確認できない結論に到達するの
 でも一つづつ正確に法則を解析して
 多くの事に精通している者には
 確かにそこにある疑惑に気づけるわ」


メリーナ
「それはちょうど、
 
知られては都合が悪い事

 ひた隠しにして
 ばれないようにばれないように
 
ビクビクして画策している
 人間のそれとまったく同じなのよ。」





ZE-14

メリーナ
「心理学ってあるじゃない?心理学。
 人の心の動きの法則を総括する学問。
 心理学に精通した者からしたら

誰が何を隠して他人を欺き
公表する義務はないからとか
聞かれていないからとかで
自分に都合のいい結末を
どう獲得しようとしてるか
なんて
 まるで
丸裸なのよ。ふふ


 いうなれば、
 人の心そのものが
ブラックボックス




ZE-08

メリーナ
「それと同じ。

 なぜ、確実に判明しないのか?
 それなのに、なぜ仮説が成り立つのか?」



 私は、 
この
ブラックボックス
 解明したいと思ってる。


 この世界の本当の神様に会いたい


 会って、
 この世界の本当の姿を知りたい。
 私たちの本当の姿を知りたい」





ZE-22


メリーナ
「それが私の夢だから」


アスミン
「あうー
がんばってくださいなのです~」


メリーナ
「うん!」








ZE-29

メリーナ
「ま、これ以上考えてても
 しょうがないっか・・・
 ね、アスミンお願いがあるの!」

アスミン
「なのです~?」



メリーナ
「あのね、
 アスミンがいなくなっちゃうかと思ったら」

アスミン
「あうー?」



ZE-30

メリーナ「急に寂しくなっちゃって・・・」

アスミン
「なのです~?」



ZE-01

メリーナ
「今日は一緒に寝よ?」

アスミン
「あうー?」


ZE-26

メリーナ
「ね?」

アスミン
「なのです~?」



ZE-42

メリーナ
「ね!!」


アスミン
「こわいのです~」



ZE-43

メリーナ
「ね!!!!!」

アスミン「あうー」



ZE-34

メリーナ
「ね~?」












ZE-32

アスミン
「なのです~」

メリーナ
「やった♪」








ZE-33

それでね、
この前向こうから赤い洗面器の男が・・・








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